朝日よさらば  

朝日新聞を購読中止した。親の代からの朝日だった。
ここ何年も朝日の偏向ぶりは目に余ったが、特に最近の「かんぽ問題」についての社説が、あまりにも人をナメきった傲慢ぶりなのでナタをふるった。
−−−[朝日社説] かんぽの宿―筋通らぬ総務相の横やり (2009年1月18日) 等々(4月になってもまだ言ってる)参照−−− 
財界や自民の利権勢力におもねって、何がジャーナリストだ。権力者にゴマをすったら、もうそこで命運は尽きたと思うべし。
しかし世の中そうはいかない。多くの人は無関心か憤慨しても許す。そんなことではいつまでたっても事態は改善されない。それどころか、思いも寄らない方向に誘導される。
一般に、企業等の悪意ある犯罪に対する意識が低すぎる。雪印乳業の悪辣な犯行を告発した西宮冷蔵は、賞賛されるどころか大企業の陰険な営業妨害で、倒産ラインを未だにさまよっていても皆、無関心である。
雪印が本当に反省しているのなら、西宮冷蔵の再建を援助するのが筋だろう。製品で反省の気持ちを示し、箱アイスの増量をするもよし(今は箱の割に貧弱な内容量で子供達が気の毒)。
ちなみに私は「雪印」は絶対買わない。メグミルクなどと目くらましをかけても騙されない。一度悪意ある犯罪を犯したら、それでその企業は「おしまい」という風土にしなければ、日本はまともな国になれない。そうしなければ食品偽装の連鎖を止めることはできない。「許す」「忘れる」のは美徳ではなく単に愚鈍なだけだ。
公正なジャーナリストを装って、世論を権力者に都合のいい方向に誘導する妄言を社説とするのは、食品偽装よりタチが悪い。鳩山総務相は何かを目指してスタンドプレイをやっているだけかもしれんが、膨大な癒着利権の一端を暴いた功績はある。せっかくの権力側のほころびから垣間見えたものを、新聞社が覆い隠そうとするとは何事か。
何回選挙をやっても、同じような顔ぶれの腹黒い連中が当選するのも同じ理屈だ。何で悪を懲らしめようとしないのか。何千年も農耕生活を送ったせいで、大風や大雨にあきらめる国民性がそうしているのか。
しかし企業犯罪や国民だましジャーナリズムや悪党政治家は自然災害ではない。皆がその気になれば簡単に息の根を止められる筈だ。
一人だけでも始めようと、朝日を切った。かわりに「毎日」にする。毎日が裏切ったら地方紙にする。地方紙がダメだったらテレビガイドとジャン・ジャンにする。賛同の方増えますように。