「サマータイム制導入に反対する」に大賛成


冒頭から引用ですが・・・

サマータイム制導入に反対する】ブログ

・・・・
もしかしたら、大前研一の言っていることは、彼自身の体験から出た話なのではないか?と。
大前研一は、1943年の早生まれ。一方、サマータイムが導入されていたのは、1948年から1951年。
腹がへるのが我慢できない年頃ですよねー。だとすれば、夕方の明るい時間に、病的なまでに価値を覚えるのも理解できるというものです。
 つまり、大前研一にとっては、夕方の明るい時間には、未だに、空腹(のせい)で寝られないという『恐怖の時間』のイメージがあり、それ故に、有意義に過ごしたい時間ということになる…と。このように、空腹経験によるトラウマが、狂った論理の原動力に なっているのではないか?と考えられるわけです。
 時計の針をどういじくろうと、(余暇)時間は増えはしません。そんな当たり前のことも分からないのは、ここで指摘したようなトラウマが彼の心を支配しているからではないか?
 だとすれば、全ては納得がいくというものです。  

−−【サマータイム制導入に反対する】 vol.628 より−−http://archive.mag2.com/0000144953/index.html
・・・引用終り


これを読んで思い出した。 占領軍が突然日本人に加えた、ちょっとした拷問のような日々のつらさを思い出した。 あれは昭和23年だったんだねー。
当時小学生だったが、あのつらさは忘れられない。 特に朝寝坊の私が1時間早く起きなければならなくなったのがつらかった。 今でも恨めしいという思い出しかない。
占領軍にしてみれば、ドン底の電力事情(しばしば夜間に停電した記憶がある)を何とかする目的もあったのだろう。 事情が好転したのか、3年後に廃止されてほんとにうれしかった。 このうれしさはまだ覚えている。
欧米でサマータイムが常識化しているようだが、気候や生活環境の違いに考えが及ばず、サル真似で日本でもやろうとする一派がいる。 実施すれば何らかの利益を受ける連中なのか。
客観的に考えても、高血圧で早く目が覚めて、しかも何もやることが見つからない、と言う人たち以外は何のメリットもないというのが日本だ。
定時に仕事を終え、明るいうちに家に帰り、大工仕事や家族サービスやボランティア活動に従事する、なんてことは日本ではあと30年くらいは考えられない。
当然のようにサービス残業が増えるだけで、「じゃ!」なんて帰ろうもんなら落伍者あつかいされる。 帰れば暑苦しい日中だし、エアコン効いた会社にもっといたいと言うのもあるだろうし。

昭和23年から3年後、積もり積もった国民の不満・恨みで消え去った「サマータイム」が、なぜいま亡霊のように浮上してくるのか。 これには遠大な陰謀、どす黒い悪だくみが見え隠れしている。 「ホワイトカラー・イグゼンプション」を言いつのっていた経団連の悪しき汚濁部分が黒幕なのだろう。
賃金の安い他国とやり合って利益を確保するには、日本人は死ぬほど働かなくてはならない。 経営陣と同じく1時間早く出勤し、3時間残業するのは当り前だというのが彼らの本音だろう。
この思想の決定的な欠陥は「給料が全然違う」の一言で吹っ飛んでしまうことだが、彼らには分るまい。
なにはともあれ、日本の課題としては外国との賃金格差が諸悪の根源となってしまったことが最大の問題だ。
格差と言っても低い方でなく、高くなってしまったことが、誰も指摘していないが悲劇の元になってしまった。 労働組合は条件反射的に無自覚に「賃上げ」を要求し続け、経営者も面倒がって要求をのみ、頭を使わずそれを右から左に製品の値段に転嫁した。 これが20年以上続いた。
おかげで世界の常識からはずれた賃金、物価になってしまい、しかも製造業は続々と外国に移転してしまった。
  ※賃金:世界第2のアメリカより平均約100万円も多い(年収) 
  ※食料から電力料金まで生活必需品の物価:押しなべて2倍以上

経団連に知性ある人々はいないものか。 お互いが不幸になる「労働強化策」のあの手この手を画策するのをやめて、ここで起死回生の大転換を発想してはどうか。
まず「物価大減額」と、それを前提に「賃金大減額」を宣言するのだ。 最終的にはアジア各国並みの物価と賃金を目標として。
1〜2年では無理だが、他国の水準も上がってくるし、すり合せていくのは努力次第で可能だろう。
もちろん「賃金大減額」の部分だけ頂き、と言う企業を摘発・処罰する立法は当然である。

  • 日本の製造業の空洞化が改善され、失業者が減る
  • 食料他の必需品が他国並の値段になり、暮しやすい社会が実現する
  • 国産農産物の流通が回復し、農業従事者が増え、農村が復活する
  • 目先の高賃金を目指す不法入国者が減り、失望から起る犯罪も減る
  • 生活し易いことはゆとりを生み、30〜40年前の心豊かな人間関係が生まれる
  • 当然、最近のような凶悪犯罪は激減する

要は剛胆さと実行力と知性を兼ね備えた人物が政財界にいるかどうか。 姑息なことばかり言ってるお便所親父ではダメだ。 昔の後藤新平のような人はいないものか。

日本沈没!B層自滅(してくれ)!

岩国市長選挙の結果には驚いた。 まさかここまで日本はアホの跋扈する国になっていたとは。(電子投票による裏操作かと思ったくらいだが電子投票ではなかったらしい)
これじゃまるで昭和の初め、平和や自由を愛する一部の人たちが、絶望の思いで世間の動きを見つめていた頃と同じです。
国全体が右傾化し、好戦的・軍国主義的になって行くのを、その人達はどうすることも出来ない、手足を縛られているかのような思いで見つめていたのだろう。

当時の大衆には同情すべき面もあった。 一般に教育水準も低く、農業技術の未発達で不作や飢饉が多発し、自然災害も多かった。
軍隊に徴兵された貧しい若者を中心に、世界各国がすでに何百年も行っている植民地経営に日本も参画して、ヨーロッパの国々のような豊かな国にしようという発想になったのは、当時の世界情勢では無理もない。
しかし今は違う。 各方面の技術の発達で、一国の中で資源と労働力を賢く運用すれば、他国を搾取しなくても十分やっていけるようになった。
だから平和と自由、そしてそこから来る庶民の幸福へと目指す道を逆行する選択肢はまったく考えられない。
なのに次々と大衆はみずから不幸へと進むのを好むかのような選択をしてきた。
国政選挙はもちろん、東京や大阪その他の知事選、そして今回の岩国市長選。 みんなへらへらと軽いノリで愚かな選択をする。 いったいあの岩国の住民投票はなんだったのか。
レミング(ネズミの一種)は過繁殖で種族の維持が危うくなると、自滅的大量自殺をして人口?調節をするという話(誤解という説あり)がある。
これと同じように大衆は戦前の日本のような自滅への道を選んでいるのだろうか。

このまま行くと、憲法改定・徴兵制・核武装・・・と愚かで悪賢い政治家に愚かなB層が賛同し、次々と実現して行くだろう。
愚かで無責任な政策で富は外国に流れ、国は疲弊し、実権は外資に握られるという第二の敗戦を迎えることになる。

人口調節したくなるほど我々は増え過ぎちゃったのだろうか。 それ程とは思えないんだが。
ひょっとしたら、B層の人口だけが増えすぎたのかな。 それならうなづけるかも。

ガソリン税と道路予算

ガソリン税問題でネット世界はにぎやかだが、例によってB層世間は何の思惑もないかのようで、マスコミも含めて殆ど反応がない。(いまやマスコミも立派にB層化している)

B層からの脱却を目指している私としては、何か言わんとまずい。
まず暫定税の撤廃に賛成か反対かだが、どっちとも言えない。(ちょっと外したか・・・)
しかし今のままの税の使い方では絶対にNOだ。 聞くところによると、道路関係に使っている金はイギリスの17倍だそうだ。使い切れなくてそうとう怪しげな所にも使っているらしい。イギリスは日本の17分の1の費用で道路の建設・維持をし、しかも高速道は無料だというのに。
日本の場合、この莫大な金はどこに消えているのか。

この金は全国で50万社とも60万社ともいう建設・土木業者を、まずうるおす。つぎにその業者が与党議員の選挙を金と票で支える。すべてはこの単純な図式に集束するらしい。
ところが2〜30年前から道路が飽和し始め、この明解な図式が凶悪な様相を呈してきた。
やたらに高規格道路をつくりまくり、付随施設のハコモノをくっつけ、高価格構造の橋梁を各地に作る、狂気とも言える結果に走ったのだ。本・四架橋などいい例だ。
同用途でも並行しても構わず作る。作った後は高料金でいくらブーイングを受けても無視(海ほたる等)、通行量が少なくても平気。作ることだけに意義があり業者に金が入ればこっちのもの。

・・・と言うことで、ついに世界一の道路予算消費国になってしまった。イギリス・ドイツ・フランス・イタリア全部合わせても日本の半分にもならないという。

この正気といえなくなった業者と政治屋たちの所行を、B層と農民は穏やかに許し、選挙では支持し続けた。

農業で言えば、農業継続補助金としてイギリス並の制度にしても道路の4分の1か5分の1の費用で、夢のように豊かな農村を復活させることが出来るのに。

イギリスの農家で仮に1000万円の年収だとすれば、そのうちの710万円は国庫補助だそう。100円のコストの野菜を29円で売れば71円を支給して、100円の売上げを補償すると言う仕組みらしい。
これなら外国農産物と張合って行ける。
このやりかたで日本でも大豆や麦をはじめ、穀物全体を含めた売上げ補償方式で農家の「経営保障」をすれば、結果は目に見えている。

  • 農業で食える、となれば人がどんどん戻ってくる・・・都会で仕方なく土建業などで働いていた人たちが農村に帰ってくる。
  • 39%まで落込んだ食糧自給率が回復に向う。
  • 都会と農村の人口バランスが改善され、過疎が解消する。
  • 副産物として、都会の裏通りのおびただしい道路工事がめっきり減って、本当に必要なところだけ複数の目的を統合一本化した合理的な工事となる。
  • 棚田などの山間農業に特別補助金(イギリスでは荒地補償がある)が出て、日本古来の美しい自然が回復し、山地の保水力が増え災害が減る。
  • 国産材にも差額補助金制度を適用すれば、外国の国土を荒廃させることなく日本の林業が健全なサイクルを取りもどす。

これら直接補助を全部実行しても、たかだか2兆円位らしい。ものすごく贅沢にやっても4兆円。一方現在の道路関連予算は12兆円超である。
この道路関連予算をいきなりイギリス並に1兆円以下に減らさなくても、ドイツ並に3兆円くらいにすれば今すぐでも9兆円もの財源が得られる。
9兆円のうちわずか2兆円を使って、農業を中心にイギリス並の補助金制度を採用すれば、5年で昔の美しい日本を呼びもどすことが出来る。
だれかさんの言っていたことはこれとは違うのかな。

ついでに言えば12兆−3兆−2兆=7兆円 だから、これを自然エネルギー開発に向けたい。

  • 全農家の屋根に太陽発電パネルを国費でつける。2兆円かからないだろう(200万円×100万棟)。夏場のピーク電力が減り、原子力発電があらかた不要になる。風力発電も大幅に増やす。
  • 農村暮しが快適になり人も増え、所得も増えて購買力が増し、経済のサイクルが理想的に回転して、国全体の経済が好転する。
  • それでも大幅にあまるので、低所得者減税にまわす。基礎年金全額国庫負担も可能。

・・・と、このような使い方をするのなら、暫定だろうが10年延長だろうが、何も文句を言う気はない。何と夢のような国が実現できることか。有史以来の最高の美しい国になるのだ。
日本よりガソリン税の高い国だってある。使い方が間違っているだけなのだ。今の与党の議員どもにはこの金は絶対触らせないと言うことだ。


※道路関連予算・・・・・イギリス 1兆以下/ドイツ 3兆/フランス 1兆?/イタリア 1兆?・・アメリカ 11兆(国土は日本の25倍)・・・・日本 12兆 
イギリスは日本の17分の1の予算で通常の道路の建設・維持、高速道路の建設・維持を行っている。イギリスの方が日本より少し国土が狭いことを考慮しても、日本の10分の1の予算である。 (A Tree at Ease ブログ)
※ガソリン1リットル当たりの税金は、アメリカ 12円、日本が 61円、韓国が 111円、フランスが 133円、ドイツが 142円、イギリスが 149円  (JMM [Japan Mail Media] 村上 龍ブログ) 
※このままでは「国破れて道路あり」というか、財政に余裕もないのになぜか道路だけを熱心に作り続けてゆっくりと衰退・没落していった奇妙な国として日本は歴史に残るだろう、と土建業者が自嘲気味に苦笑する様は、本当に異様でした。 (JMM2/4)

東京新聞と太陽光発電

東京新聞のコラムで「太陽光発電」について言及があったが、進取的と(一部では)思われている東京新聞でもこの程度の「ぬるま湯」的な主張しかできない。


<引用>
太陽光発電は地形や農作物の収穫に左右されず、最も日本向きだ。導入量では昨年ドイツに抜かれ世界第二位に下がったが、パネルの生産量では依然世界一である。
優れた技術がこれを支え、発電コストは年々下がっている。
    ・・・中略・・・
 風力、バイオ燃料の活用で他国に後れを取った分を太陽光発電の普及で補い、自然エネルギー全体の利用を増やしたい。
【私説・論説室から】太陽光発電の普及を 2007年6月6日
<引用終り>


我々のような個人の意見発表の場の貧弱さは、御覧のように卑小・とるにたらぬ悲惨なもので、新聞の一コラムをまかされる執筆者とは雲泥の差がある。
この執筆者に与えられた幸運は計り知れないものだ。しかるになぜこの程度の発想・主張しかできないのか。
自然エネルギー全体の利用を増やしたい」で終ってはいけないのだ。
これでは何も主張していないのと同じだ。

エネルギー問題を取上げれば「原子力発電の矛盾」に目をつぶって通り過ぎるわけには行かない。
もしこの「矛盾」について、何の予備知識もない人はせめてここを見て貰いたい。平明で中立な解説がされている。
http://www.nuketext.org/suishin.html
(新聞のコラムを書く程の人は、インターネットでググって絶えず知識を補強して貰いたいもの)


それにしても未だに画期的な提案がされず、「危険性」とか「廃棄物処理の問題点」とか、周辺をグルグル回るだけの意見しかないのはなぜだろう。
問題解決の糸口は、原発の必然性を失わせることしかないのだ。 ここから当然の結論が出る。
ここに誰も言及しないのは、政財界や核燃料提供の外国財閥のコントロールを受けているのだろうか。
とにかく誰も真剣に考えていないかのようである。この東京新聞もご他聞にもれないのだ。

当然の結論とはなにか。 それは誰でも考えつくことだ。

  • 各家庭の屋根に太陽発電設備をつけること。
  • 設置希望の家庭には、公費補助だ特別融資だとかケチなことを言わず、資格審査さえ通れば全額国庫負担。

全額などとんでもないとか、財源がないなどと言うなかれ。

原発一基作るのに3000億円かかるとする。しかし全廃棄物の処理費用、再処理費用、さらには4〜50年後の取壊し費用まで考慮すれば、更にさらに現在現実的な方法が確立していない高レベル廃棄物の処理まで考えれば、1兆円を軽く超えるカネが消える。


この消えてしまうカネを、別な方向に生かして使うと言う発想が誰の頭にも浮ばないというのはおかしい。
かりに3000億円だけ使っても、1軒200万円の設備を15万軒につけられる。
地方の市なら3つか4つの市のほとんど全世帯につけられる。
まず原発立地々区周辺から広げて行き(日頃のストレスの代替謝礼の意味で)、徐々に拡大する。

夜は役に立たない、雨の時はどうする、とか反論するヤツが必ず出てくる。
電力供給の季節サイクルとか24時間サイクルとかを調べて貰いたい。(上記URL他、各所にある)
問題はこれらのサイクルに対応することが、電力生産側の至上目的になっていることにある。

ピークで1億2000万キロワットとしても、これは日中の3〜4時間程。あとは1/2以下の需要である。
しかも空調需要のピークと太陽発電効率のピークの時間帯が一致している。 家庭単位にに見れば空調需要は太陽発電でほぼ補える。(1〜2キロワット)
この程度でも大幅に従来方式の発電量を減らすことが出来る。 発電量サイクルが大きく変る。 ピークに備えるためだと無知な国民を欺いて、原発作りに励んできたのは利権グループの作り出した詐術である。同額のカネを自然エネルギー開発に使っていれば、とっくに問題は解決していただろう。
要は各事業所・各家庭の屋根に、なるべく多くの発電設備を乗せる努力を地道に続けること。

設置率が5%を超えただけでも革命的な効果が得られるだろう。
これに風力などの自然エネルギー発電を加えれば、雪崩的に事態を変えてゆける。
ちなみに、風力発電は先進国中最低の開発努力しかしていない。 ドイツの風力発電能力はすでに1842万キロワット(2005年)、100万キロワット級原発18基分の発電能力を持っている。(日本は123万キロワット)

既得権益を守るグループが、他の国よりも仕事がしやすい土壌であることが最大の原因だろう。
談合・腹芸・なれ合い・ことなかれ・無関心・・・


費用の国庫負担が不合理、そもそも財源がない、と言う議論も必ず出る。
しかし環境や資源問題は、そんな悠長なことを言っていられる段階は過ぎている。
やらなければならない、と言うことを前提にすれば必ず方法はあるものだ。


現在電気料金はかなりいいかげんな方法で決められ、独占企業ゆえに経営努力もなく、先進国中最高価格である。 欧米の2倍である。
これらの電力会社が費用を応分負担する能力は十分ある。 人件費(給与:大抵の地方都市ではダントツ)を一般企業並みにしただけでも、1000〜2000億円は浮く。
そのほかに、優秀だといわれている日本の官僚が本気で対応すれば、年間数千億円程度は楽に捻出できるはずだ。
原発利権グループを封じ込めることができればの話だが。

根深い談合体質に最近風穴が開きかかっているが、これと同じように原発推進自然エネルギー開発妨害グループの呪縛を打破る努力をしなければならない。
それには表だって東京新聞や一部週刊誌ががんばって啓発キャンペーンを張ってくれるしかない。 テレビや大新聞は腐れ切っているからダメだ。

そんなこんなで東京新聞の腰の引けた記事に失望したのだが、ここでいくら文句を言っても誰の目にもとまらんだろうね。

  • 風力発電・・・これをupしてから風力発電の問題点を説くブログ【サマータイム制導入に反対する】に行きあたり、納得してしまった。 風のエネルギーから発電するのだから、当然風の持つエネルギーはその分減殺され、気象・気候に対する風の影響力が減る。 極端に考えれば「無風状態」になったら気候はどう変るか。 悲劇的な結果になる。 人類(生物)は生きて行けない。 風力の利用はことほど左様に難しい問題らしい。簡単に利用、利用と叫ぶわけには行かないようだ。
  • やはりここは一極集中ではなく、潮力発電・地熱発電・深海温度差発電等々(これらも地球環境に影響がある)をほどほどに分散利用するしかない。
  • ここで太陽光発電のすごさが分る。 よほどのことがない限り、無制限に使えるのではないだろうか。 もちろんサハラ砂漠を全部パネルで覆う様なことをすれば、悪影響は出るだろうが。

HD24/96 の迷路

長い間CDの貧弱な音に悩まされた。
LPレコードが再生技術を含めて「完成された技術」となったころに生れたCDは、オーディオファンにとって「迷惑な存在」以外の何者でもなかった。
オルトフォン他の優れたカートリッジで聞く優秀録音のLPを一度でも聞いた耳では、「なーんだこれは?」と言う感想しか出てこなかった。

ひとつには「夢の音楽再生」という、CD登場の際の業界の前宣伝を鵜呑みにした、オーディオファンの期待があまりに大きかったせいもある。
さらには急遽発売された第1世代のCDプレーヤーが、特にDACの性能が、あまりに音楽体験の貧しい技術者達の作ったものであったこと(結果から判断しているのだが)が拍車をかけた。
CDの製版技術も相当あぶなっかしいものだったようだ。

しかしそれらも徐々に改善され、CDのプレス技術も安定してきたらしい。
DACも100万円以上のプレーヤーから徐々に技術革新がシフトダウンしてきて、ここ1・2年位で10万円以下の製品でも「聞ける」ものが出てきた。
→例:マランツ SA8001・・・ただし全体に音が軽めの印象があり、ソルボ等のソフトゴム系で3点支持させ、音の重心を下げる必要があるが。

しかし、しかしである。 16bit/44.1KHz という、あまりにも人間の耳をナメた規格が絶望的な障害となり、半永久的にオーディオファンから「至福の時間」が奪われてしまった事には変わりない。
録音スタジオでの再生チェックで味わえるという、すばらしい実在感・雰囲気感が、CDにすると消えてしまうのだ。
マイクがやっと拾える程度の音が我々にとって重要なのだ。 壁や床・天井の反射や衣擦れの音がいかに重要かは、日常生活でも気がつくことである。
カートリッジやLPが、ごくわずかでもその情報を伝えてきた意義は大きい。

それらをCD規格ではバッサリ切捨てた。 この罪は重いと思う。 私に言わせればヒトラー並の、人類に対する悪業である。
この罪をあがなうかに思われた「SACD」 もまた再び我々の期待を裏切った。
さしあたり私が死ぬまではこの状態が続くのであろうと、悲しくも諦めた昨今、日経デジタルアリーナの去年5月の記事を見て驚いた。(タイムラグがありすぎるが)

●HD24/96フォーマット=24bit/96kHz の音楽データを配信し、それを聞く方法がある

というのだ。
HD24/96と言えば大半の録音スタジオの規格である。 その音が家庭で聞けるって? エ、エーッ・・・マジかよ?

さっそくオンキョーのホームページに駆込んだ。
たしかにそれらしきファイルのダウンロードをやっているし、再生についての説明もされている。

ただその説明が、なぜか軸足があやふやで、「Windowsメディアプレイヤーで聞ける」と言うかと思うと、「パソコンに ONKYO SE-U55GX を接続 してアンプにつなぐ」 とかイマイチあいまい。
SE-U55GXについての話もさんざんページ内を探ってやっと見つけた話だ。 それまではパソコンのイヤホン端子からピンジャックでアンプにつなぐのかと思った。
それではあまりに HD24/96 を聞くにしてはカッコ悪いじゃないかと不審に感じたものだ。

SE-U55GX がすべてを解決する優れものらしいが、これは値段としては 1万8795円 と大変リーズナブルなもの。
一方デジタルアリーナの試聴で使ったマークレビンソンのメディアコンソールは、なんと600万円!
この落差は何なんだ? しかしONKYOホームページでは 「24/96 はこれで聞ける」 と書いてある。
騙されたと思ってU55GXを買ってみた。 音源ファイルも2曲買った。

結論から言おう。 騙されたみたいである。
出る音は同じ曲のCDと比較して、より優れているとは言えない普通の音であった。
考えてみたら、この接続のまま他のソフトを使うと、パソコンから出るビープ音なんかも、SE-U55GXからじゃんじゃん出ている。
メディアプレーヤーの音声信号を単にライン出力してるみたい。

ということは、メディアプレーヤーが 24/96 のDA変換を擬似的に行って簡易再生し、U55GXがバッファしているだけ、じゃないの。
デジタルアリーナは真面目に贅沢に、U55GX のデジタルアウトをメディアコンソール(何度も言うが600万円)に入れて、完璧に 24/96のDA変換をやらせている。
しかも、いまになってよーく見ると、オンキョーでも 「24/96ファイルはこれで・聞・け・る・」 と言っているのであって、正規に24/96のDA変換をして音声化しているとは書・い・て・な・い。
騙してない、と言われればそれまでだ。 「クオリティーを云々しなければ誰でも聞けますよ」 と言う意味らしい。
メーカーの説明に良くあるパターンである。

メディアプレーヤーのソフトウェアデコードに関して無知なので、概略でも知りたいと思い、オンキョーのサポートに教えを請うメールを出してみた。
しかし10日たっても返事の来る気配がない。
来たら続報する。

それにしてもCDは早く消えて欲しい。 円盤をグルグル回して信号を読取るというのは、アナログならともかくデジタルでは無理だ。 エラーがもともと存在するし、アルミはサビやカビで劣化する。SPレコードよりはるかに寿命は短いはずだ(100年前のレコードでも当時並の音は出るが、CDはそうは行くまい)。 そのまえにエラー補完だらけの音など想像するだけでも気持悪い。
最近知ったが、ラベルのインクやアルミコーティングそのものにも帯磁現象があり、これが読取りヘッドアセンブリのコイルに作用して、読取りエラーを起すと言う説がある。
たしかに消磁機にかける前と後で確認したが、ボーカルの歪み感が消えるという不思議な体験をした。(Acoustic Revive RD-3)
とにかくこのCD円盤はデジタルメディアとしては最悪に近い。メモリチップ上のファイルとして配布するのが、当面の(究極の、かもしれない)解決法だろう。
SDカードの2ギガが3000円台くらいにまで下がった。 24/96エンコードの曲が、いまのCD並以上に入る余裕がある。
この流れで SD・ROMパッケージの音楽ファイルが発売され、今600万円のデコーダが60万円にまで下がれば、即、買いだね。
もうすぐ録音スタジオ並の音がそのまま楽しめる日が来るんじゃないかと、はかない夢にかけてもうちょっと生きてみるか。

電通と日本沈没

>>福田康夫官房長官は21日、自民党総裁選に出馬しない意向を固め、周辺に伝えた。<<
いよいよ本格的に日本の破滅への道筋が定った。
電通に思うようにマインドコントロールされ、マスコミの報道をそのまま信じ、日本の将来・子供達の将来など何も考えないお人好しの B層 の人たち。
日本の破滅はそのB層の人たちへの最大のプレゼントだ。
60数年前、日本の民衆は何が原因でこうなったか、を全く気がつかず考えもしないままB29の空襲に逃げ回り、空腹に苦しんだ。
同じことが形を変えもっと巧妙にやってくる。

  1. 貧困層が拡大し、切捨てられ、効率的な生産人口になるまで無駄な人口を減らす。(最貧層の健保を取上げ死に至らせる、寝たきり貧困者を病院から退去させ死に至らせる、生活保護のしきいを高くして打切る、など)
  2. 消費税アップや各種控除カット等で大衆課税を強化し、一方大企業や超高額所得者は政府の味方につけるため低率課税を維持し、三者一丸となって大衆を収奪する。
  3. 得られた資金を巧妙な方法でアメリカの軍事費やユダヤ資本につぎこむ。アメリカ資本は見返りに売国奴たちの口座にバックペイを振込む。
  4. かくて働きアリなみの昆虫と化した日本人は、営々と貧困の中で他国のために働き続ける。年々縮小してゆく社会保障などは気にしないで。

これがB層の人たちに対する、その愚かさへの報酬・プレゼントだ。
しかし「福田」のクジを引いても同じ、という人もいるかもしれない。大きな流れを止めることは出来ない、日本が戦争にのめり込んでいった時と同じ、と。
しかしわざわざ暴力団カルト教団その他のヤミ世界にどっぷり浸かっている人間を、見かけに騙されて引張り出すことはないだろう。 てゆーか、また暴力団を使って福田のいのちを脅かすような脅迫があったんだろう。 誰だって殺されるのはイヤだもんな。

見かけといえば、安倍の顔にヒゲをつけると、ヒトラーそっくりさんになるのには大笑いだ。さもありなん。

「電通」と更なる巨悪たち

今、日本は数々の収奪者の網先に絡め取られ、身動きとれない状態だ。
民衆に限って言えば、アメリカも同じ状態だろう。一握りの超高額収入の連中とその組織の思うまま、法的・政治的・経済的に押さえつけられた状態に民衆は忍従している。
同じと言っても日本の場合国ごと押さえつけられ収奪されて、真の収奪者は国内にいない。その手先だけがいる。
すべて「電通」その他を通じてアメリカの高額収入階級者の集り・・・長いので「アメリカ資本」とでも言うか・・・が意のままにコントロールしているだけで、収奪者は日本人ではない。
なぜ「電通」か。この組織は戦前の国策浸透目的の報道国家管理体制を根源に持つ。もともとキナくさい体質のうえ、日本人の広告・マスコミを盲信してすぐ踊らされやすい体質と合わせ、当然のようにアメリカ資本が目を付けた。
この電通アメリカ資本は3兆円をつぎ込み手兵化し、郵政民営・高速道民営等々への民意を誘導し、実現させたという。なぜ3兆円か。郵貯の350兆円を手中に入れるためには、「あがりの1%を獲得経費に投入する」というユダヤの法則に従ったそうな。
電通は3兆円の一部を使ってマスコミ幹部を籠絡し、報道を巧みにコントロールして小泉人気を演出し連戦連勝させた。先の大戦中「一億火の玉」「鬼畜米英」などのスローガンが街にあふれたのと同じ手法である。
テレビのおかげで総白痴化が進んでいるだけに、現代の方が仕事がしやすかった。
なぜ「小泉」か。この人の頭脳は歴代最低の「空虚脳」だそうな。中に入ってるのは大部分が秘書の飯島のリモコン装置で、後は必要最低限の知能しかない。
飯島の母国は朝鮮半島らしく、日本には何の愛情も義理もない。かえって滅亡させたい対象であろう。ここで図式が見えてくる。

  • 自国民さえ収奪するアメリカ資本が、内心蔑視している黄色人種・生意気な日本人から根こそぎ収奪するのは、神も認める正義行為である。
  • 稚拙な植民地政策(※1)は朝鮮半島人民に根深い怨恨を残した。いまだに祖国より繁栄しているかに見えるこの国を滅ぼすことは、道理に叶ったことである。(※2)

この二つの大きな願望ががっちりと組合わさり、準白痴首相とドッキングしてしまったのだからたまらない。日本の命運は決ってしまった。
このときたまたまアメリカ資本が目を付けたのが
●「郵政民営」は小泉が衆院選初出馬のとき、父譲りの票田の地元郵便局長会が裏切ったため落選した恨みから発想したもので、なんのビジョンの裏付けもない。
●「道路民営」も猪瀬が道路公団の財務諸表の読み方を知らず「赤字、赤字」とあちこちで騒ぎ立て、政府も魂胆があって否定しなかった。
この二つを軸に日本経済をひっくり返してしまえば、残りもすべて従いてきて他国の思うままになり、無知な日本国民はせっせとアリのように働いて貢ぐようになる。(いまでもアメリカの戦費を貢いでいるが)
このあとは
教育基本法で従順な国民を創り、共謀罪で監視・統制し、教員資格更新試験で不穏な教師を排除し、健保医療サービス低下でアメリカ資本の保険会社を儲けさせ、貧困層への課税強化、生活困窮者の放置、ひいては自殺者の激増(※3)放置・・・
と日本滅亡のシナリオは順調に進むだろう。
しかし誰もこんな国を愛せなくなり、子供を産んで苦しめたいとは思わなくなり、だんだん人が少なくなると言うことは、一面よいことでもある。
収奪する対象がいなくなり、収奪者が干上がって、一時的にでも極楽浄土がこの世に出現するのだから。
先の大戦「太平洋戦争」も、日本人の悪しき部分が敗戦によって一夜にして消え去り、すがすがしい日々がおとずれた。10年ほど続いたか。
このようにどうしようもないバカども(※4)が増えすぎた時は一回破滅して、きれいになるのも一興ではないか、そう思うこのごろである。



※1 欧米列強の、経験から学んだ巧みな植民地経営から学ぶことを知らず、例えば朝鮮名から日本名への改名を強制するなど、無意味で無神経な、反発と恨みを買うだけのバカな施策が多かった。日本人特有の徹底趣味や人権に対する無知蒙昧が原因だ。かの国のインフラ整備に膨大な資金をつぎこんでも、この恨みで相殺され、まったく評価も感謝もされない。

※2 池田大作も朝鮮が祖国といわれるが、彼も創価学会公明党という大組織でじわじわと日本を破滅に追込もうとしているのだろう。パチンコ業界も南北朝鮮のコントロールを受け、大衆を絞り上げ(売上げ年間30兆から40兆といわれている)政治家を金であやつり、故国に資金環流しあげくにこの国を疲弊破滅させることが(意識下の)目的なのだろう。

※3 小泉の無能かつ冷酷な政治のために格差が広がり、「小さな政府」のお題目のもと、自己責任の思想で弱者が切捨てられる。以前は数千人のケタだった自殺者が、小泉政権のもと年々増え続け、交通事故死の4倍、32000人を超えたという。

※4 飯島や猪瀬のスイスの口座にアメ資本から30億円とか40億円が振込まれているというウワサは前からある。同じバカでも哀れなバカは選挙のたびに自民や公明に投票し、なんの見返りもなくただふんだくられている多数派の大衆である。